2019年10月9日から17日まで初海外旅行で中国に行っていました。
訪れたのは北京・天津・瀋陽・丹東・大連の5都市です。
訪問した観光地やその感想、注意点等についてまとめています。
本記事では出発~北京について記載しています。
10月9日
出発日。
まだ薄暗いうちに家を出て、7時前に羽田空港に到着。
友人と合流し、まずは荷物を預ける。
ちなみに今回利用したANAのエコノミークラスでは23kg×2個まで預け入れることができた。
僕はかなり余裕があったが、友人は荷物で1つで28kgと、大幅にオーバーしていたために、その場でダンボールを貰って2つに分けることに。
重さやサイズの制限には航空会社やクラスごとに差があるので注意したい。
預け入れを終えて、時刻は7時半。
特にやることもないのでそのまま出国手続きへ。
手続きは非常に簡単で、パスポートを読み取らせて顔認証を受けるだけ。
出国のスタンプもなかった。
顔認証ゲートの場合は基本的にスタンプレスのようだ(法務省HPより)。
ラウンジで飲み物を飲んだり、カフェで朝食を済ませたりしているうちに搭乗時刻の8時35分になったので、持ち運び用の水※を買ってからゲートへ向かう。
※100mL以上の液体は出国手続きの荷物検査を通ることはできないので、手続き後に買う必要あり。
機内に乗り込んだ際、入口付近に何やら黄色い紙が置いてあったのだが、関係ないと思って無視してしまった。
実はこれは入国するための書類で、基本的に記入しておかなければならない(後でCAさんに貰って書いた)。
書き方はJALのサイト等を参照されたし。
10時15分、機内食が出てきた。
2種類から選ぶことができる。
ビーフシチューを選択。
写真上、左からツナサラダ、野菜、Kiriとクラッカー、右下はおかき的なお菓子。
ビーフシチューの中身はこんな感じ。
食後にはハーゲンダッツも出る。
ただ、正直なところ食事の味はかなり微妙で、美味しかったのはKiriとハーゲンダッツくらいだった。
飲み物はワインも選ぶことができたので、白ワインを頼んでみたがこちらは悪くなかった。
食事の味も良くしてもらえると嬉しい。
食事を済ませた後に現地用のSIMをスマホに挿入、後は映画を観るなどして過ごした。
ちなみにSIMはAmazonでこちらを2枚購入した。
安いが、ちゃんとつながったし、日本語の説明書がついているので安心。
ところで、飛行機や鉄道、バスなどで長時間移動する際には腰枕や首枕があると良い。
コンパクトに収納できて持ち運びしやすいものがおすすめ。
僕は上記リンクのものを購入したが、人によってフィットするものは違うので、東急ハンズ等で試してみてベストなものを購入するのが良い。
11時50分、北京首都国際空港に着陸。
時差は1時間なので、日本だと12時50分に相当する。
瀋陽に住んでいる友人から、「日本の12月くらいの気温」と聞いていたので、北京も寒いのかと思っていたが、全然そんなことはなかった。
北京の10月の気温=東京の10月の気温。
上旬~中旬なら、日によっては昼間は半袖Tシャツで十分、夕方以降も羽織るものがあれば問題なし。
これは公衆電話だろうか。日本のよりスタイリッシュ。
指紋を登録し、入国手続きへ。
手続きを済ませたらすぐに荷物を受け取れるのかと思っていたが、荷物受取所まではなんと電車での移動だった。
さすがアジア最大規模の空港。
荷物を受け取ったら今度は現地通貨が欲しいのでATMを探すが、なかなか見つからない。
いかんせん空港が広いので、あらかじめ調べておくと良い。地図はこちら
30分後、なんとかATMを見つけて2500元(3万円ちょっと)を下ろす。
友人は500元を日本で両替してきたいたので、1人あたり1500元。
中国は日本より物価が安い。
ホテルと高速鉄道(≒新幹線)代は支払ってあるので、普通に飲み食いするだけなら1日あたり200~300元もあれば十分。
中国のお金はこんな感じ。
描かれているのは全て毛沢東。
1元は硬貨と紙幣どちらもある。
紙幣のほうが持ち歩きはしやすいのだが、券売機や自販機などは1元紙幣が使えないことがあり、汎用性は硬貨のほうが高い。
また、100元未満の現金は日本に持ち帰っても両替してもらえないことが多いようなので注意。
北京では地下鉄を多用する予定だったので、窓口でICカードを購入した。
値段は100元(デポジット20元+チャージ80元)。
ところで駅の窓口や、街中の飲食店もそうだが、中国のサービス業従事者は基本的に愛想が良くない。
日本人の感覚だと驚きを隠せないが、世界的な感覚で言えば、1円にもならない愛想をわざわざ振りまいている日本のほうが異端らしい。
空港ということもあってか、鉄道の駅はかなり綺麗だった。
というか、京急の羽田空港国際線ターミナル駅よりはるかに綺麗である。
北京の地下鉄路線図
電車で東直門駅を目指す。
日本の電車では結構な割合で寝ている人がいるが、この日は車内で寝ている人はいなかった。
日本のニュースでは、中国(HUAWEI)とアメリカの対立が盛んに報道されていたが、意外にもiPhoneを持っている人はかなり沢山いた。
東直門駅で2号線に乗り換える。
中国の地下鉄は○号線という名前で統一されているので分かりやすい。
降りるときに驚いたのだが、中国では「降りる人が降りてから乗車」というルールは全然守られていない(車内の掲示で注意喚起はされているが)。
日本人でも降りきる前に強引に乗り込む人が散見されるが、そのレベルではない。
ドアが開いた瞬間にどんどん乗り込む。
だが、それが普通なので喧嘩が発生したりはしない。
乗り換えの改札ではひとりひとりがしっかりと撮影されていた。
その後さらに朝陽門駅で6号線に乗り換え、東四駅で下車。
空港を出てから約1時間。
車内で足を踏まれたりしたが、もちろん謝罪などない。
多分向こうからすると僕の足の上に自分の足が乗ったというだけのことなのだろう。
地上に出たところで、先述の「瀋陽に住んでいる友人」と合流し、徒歩でホテルへ。
今回、北京で利用するホテルがこちらの「北京プライムホテル王府井」
ロビー。かなり広い。
写真には入っていないが左側にはレストラン、右側にはラウンジがある。
天井がカラフル。
部屋はこんな感じ。
浴槽の左側にはシャワー室がある。
浴槽はちょっと浅めで、人によっては寝た状態で身体の前面が湯から出てしまうと思う。
トイレはウォシュレットこそついていないが、洋式でトイレットペーパーもあり、一安心。
ちなみにコンセントは日本のものを直接挿せるので特に変換器等は必要ない。
部屋からの景色。
目の前に美術館がある。
夜はこんな感じ。
ところで、室内に置いてある水とお茶セットはサービスではないので注意。
特に水は1.23Lで30元もする。
街中のセブンイレブンで1.5Lくらいの水が3.5元で売っているので、こだわりがないならばこの水を買う意味はない。
15時40分、ホテルを出発。
最寄りの中国美術館駅から8号線で南鑼鼓巷駅へ。
改札の手前で空港のような手荷物チェックを受けた。
どうやら中国では電車に乗る際も全て荷物チェックがあるようだ。
南鑼鼓巷駅を出たところが観光地となっており、所狭しと店が並んでいる。
入ってすぐのお店で牛乳プリン?のようなものを購入。
片方がナッツなど、もう片方がフルーツのトッピング。
実はプリンの味自体も異なっている。
個人的にはナッツのほうが好み。
一通り店を見た後は、通りを抜けてカフェへ。
中国人はコーヒーを飲む習慣がないらしく、店内は空いていた。
たしかに街を歩いていても日本ほどカフェや喫茶店を見かけない。
目に入るのはスタバくらいなものだ。
なんとなくの思いつきでスパークリングコーヒーを注文。
飲めなくもないが、別に美味くもない。
そもそも僕はコーヒーと炭酸がそんなに好きではないのになぜこれを頼んでしまったのか・・・
3人で合計112元(約1,700円)。
日本とそれほど変わらない。
おしゃれなカフェに行くとこのくらいの値段らしい。
店内にトイレはないので、トイレに行きたい場合には外の公衆トイレを使う。
ちなみに中国のトイレのスタンダードは和式&トイレットペーパーなしである。
公衆トイレにトイレットペーパーを置いてもすぐ持ち去られてしまうからだそう。
基本的には、飲食店のトイレは(質が悪い)トイレットペーパーが備え付けられているが、切れていることも多いので結局ティッシュやトイレットペーパーの携帯はほぼ必須。
僕はかなりお腹が弱い方なので、トイレットペーパーを丸ごと1つ日本から持って行った。
さらに注意点がもう1つ。
中国のトイレでは使用したティッシュやトイレットペーパーは便器には流さず、備え付けのゴミ箱に入れる。
配管が細いので、ペーパーを流すと詰まってしまうらしい。
そもそも流れが弱すぎて1回で流せないこともしばしば。
何匹ものハエが飛び回っていることも珍しくない。
中国旅行のストレス要因の99%はトイレだと言っても過言ではない。
次に訪問するときまでには是非改善していてほしいものである。
さて、カフェを出た後はこちらのお店で黒糖のタピオカドリンクを購入。
タピオカドリンクをよく飲む友人いわく、日本のタピオカドリンクよりはるかに美味いらしい。
時刻は18時半。
帰宅ラッシュで電車は混雑している。
毎回の手荷物検査が面倒だ。
QR決済の普及が進んだ一因はこれではないだろうかと考える(手荷物を少なくできるので)。
これも中国では普通の光景。
食品専用のビニール袋らしいので、汚れているわけではないから合理的と言えば合理的。
絶対やりたくないけど。
味は火鍋の感じに似ている。
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