2019年10月9日から17日まで初海外旅行で中国に行っていました。
訪れたのは北京・天津・瀋陽・丹東・大連の5都市です。
訪問した観光地やその感想、注意点等についてまとめています。
本記事では北京(2日目)について記載しています。
10月10日
8時に起床。
10時、大衆食堂で豆腐脑(やわらかい豆腐)と包子(中華まん)、餡餅をいただく。
豆腐脑の豆腐はその名のとおり、日本の豆腐と違って形がかなり崩れた柔らかいもの。
2つ頼んだが、量が多いので3人でひとつで十分だった。
豆腐脑2つと包子2つと餡餅1つで15元(約230円)。
ところで、こういった大衆食堂はおしぼりなどもちろんないし、そもそも食器が汚れていたりするので、除菌ティッシュなどを持ち歩くのがおすすめ。
10時15分、美術館北から2番バスに乗車。
他の都市はそうでもないが、北京のバスは非常に長い。
日本のバスの2倍近くあるだろうか。
架線から電気を得ているバスもあるし、EVのバスもある。
乗るときも降りるときもICカードをタッチする。
ステップは非常に高かった。
ここで、中国の道路事情。
中国の人はかなりの頻度でクラクションを使う。
北京の大通り沿いでは10~20秒に1回はクラクションが聞こえたほどだ。
別に怒っているとかではなく、大抵は「ここにいるよ」的な感じで使っているんだとか。
同様に、自転車もベルをひっきりなしに鳴らしている人がよくいる。
道路は右側通行、つまり日本と逆である。
そして赤信号でも右折の場合は進んで良い。
そんなことをしたら直交する道路を直進する車とぶつかってしまいそうなものだが、意外に上手くやっている。不思議。
歩行者用の信号は日本と比べて格段に少ないが、切り替わるまでの秒数が表示されているものがあって、便利だと思った。
2桁までしか表示できないので、切り替わるまで100秒以上ある場合は99と表示されている。
もっとも、信号を守らない人の方が多いのであまり意味はないのだが。
3車線以上あるような道路を平気で横切るし、中央で立ち止まっている人もいる。
中国在住の友人いわく「(車線間の)白線上は安全地帯だと思っている」とのこと。
歩行者側がそういった動きをするのを車側もわかっているので、人通りが多い地域ではスピードをあまり出さず、急ブレーキが多用される。
さて、そんなわけでめちゃめちゃ揺れるバスに15分弱乗り、天安門東で下車。
荷物検査とパスポートチェックを経て、天安門広場に入場。
人でごった返している。
30分に1回噴水が出るようで、ちょうどそのタイミングに合わせることができた。
11時、門をくぐり、いよいよ故宮(紫禁城)の見学へ。
予約はしてあったので、パスポートを見せて中へ。
(予約時にパスポート番号を入力するので、入場時に照合される。)
なお、入口の手前にQRコードが貼ってあったので、予約なしでも空いていれば当日入場ができるのかもしれない。
さすがに世界最大の木造建築物群、常識では考えられない広さ。
帰国してから調べたところ、面積は725,000㎡(東京ドーム15個分以上)ある。
俗説では故宮の部屋数は9,999.5室と言われている。
これは天宮が一万室から成るため、地上の故宮は半間分だけへりくだったのだということだそう。
もっとも実際の部屋数はこちらのサイトによれば8,700室らしい。
いや、十分すぎるんだけど。
門、広場、門、広場・・・と延々と繰り返す。
道中には博物館も点在。
なお、念の為言っておくが、珍宝館は某番組で有名になった群馬の同名施設とは全く関係がない。
あまりに広すぎるため、ほぼ寄り道せずに直線コースで抜けてきたつもりだったが、それでも出たときには14時になっていた。
昼食の店を探して少し歩く。
それにしても道路は本当にタバコ臭い。
屋内施設等は基本的に禁煙だが、路上は規制がないようで、混雑していることなど気にもかけず、みんな吸いまくっている。
しかも吸い殻はポイ捨てするし、火を消していないことも多い。
14時20分、大海碗というお店に入る。
故宮店と書いてあるのでチェーンかな。
ジャージャー麺と扣肉(コーロー)を注文。
扣肉は食べた感じは角煮に似ている。
ジャージャー麺は思っていたより甘めで、酸味もあり、麺はうどんみたいな感じ。
3人で147元(約2,200円)。
15時、景山公園に入場。
入場料は一人2元。
この公園は、写真奥の建物から故宮を一望できることで有名。
急な階段を15分ほどかけて登る。
結構キツい。
いよいよ頂上の建物へ。
故宮の全貌とご対面。
ひろっ!!!
でかっ!!!!!!!!
ここまで離れて撮っても端から端まで1枚の写真に収まらない広さ。
もはや城というか完全に街である。
まさかこんなに広かったとは。
ほぼ直線コースで歩いても3時間かかるわけだ。
15時50分、故宮から128番バスに乗る。
車内の電光掲示板に「8月19日16:44」と表示されていたが、実際は10月10日の16:06である。謎。
道中、車内が騒がしくなったので何かと思ったら、車椅子の人がいるからスペースを開けろ的なことを車掌のような人が叫んでいた。
それにしても、こんなステップ高いバスにどうやって車椅子で乗り込んだんだろう。
介助の人が一生懸命担ぎ上げたのかな、なんて思っていたところ、何個か先のバス停で謎は解けた。
バス停でバスが停車し、車椅子の人が立ち上がる。
そして介助の人が車椅子を折りたたみ、二人で歩いて下車。
立ち上がって歩いて下車・・・
えっ!?!?!?!?
歩けるの!?!?!?!?
軽快な足取りでステップを降りていった。
普通に歩けるけど、普段は疲れるからお付きの人に運んでもらっているということだろうか。
何でもありだな・・・
16時30分天壇へ入場。
入場料は34元(500円ちょっと)。
ここは明清代の皇帝が天に祈祷を行った巨大な祭祀施設である。
施設と入っても、ひとつの建物ではなく、巨大な公園のような場所にいくつかの祭祀施設が点在している。
17時50分、天壇東門駅から5号線に乗り、東四駅へ。
18時15分、東四駅近くのワンタン麺店に入る。
注文したのは鳥とコーンのワンタン麺、餃子、フライドチキン。
3人で95元(1,400円ちょっと)くらい。
鳥のワンタンは初めて食べたが、結構美味しかった。
餃子は平たくて、日本のものより野菜が多かった。
味はそこまで変わらない。
19時、ホテルへ戻る。
翌日は早朝の出発なので、この日は早めに就寝。
Part3へつづく
コメント
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