2019年10月9日から17日まで初海外旅行で中国に行っていました。
訪れたのは北京・天津・瀋陽・丹東・大連の5都市です。
訪問した観光地やその感想、注意点等についてまとめています。
本記事では瀋陽(10月13日、14日)について記載しています。
10月13日
6時に起床。
外はまだかなり暗いが、人通りはちらほら。
6時40分、チェックアウトを完了させ、10分ほど歩いて東四駅に到着。
この日は5号線に乗るのだが、改札からホームがやたら遠く、電車に乗れたのは7時すぎだった。
蒲黄榆駅で14号線に乗り換え、7時30分、北京南駅に到着。
北京はこれで最後なので、初日に買ったICカードを払い戻そうとしたところ、払い戻しの受付は北出口でしか受け付けていないとのこと。
一応向かってみたが、北出口までは相当な距離があるようで、全然着かない。
諦めて高速鉄道の入口に向かおうとした時、1人の中年男性に声をかけられた。
友人いわく「ICカードを持っているなら1枚20元で買い取る」と持ちかけてきたようだ。
カード自体が20元なので、残額の11元は損をしてしまうが、やむを得ないので話に乗ることにした。
こちらは2枚のカードがあったので、その中年男性は一瞬で22元の儲け。
観光客の数に依存するので安定はしないだろうけど、結構儲かってるんじゃないかな、彼。賢い。
7時50分に高速鉄道に乗車、8時に発車。
あっという間に時速300キロ。
12時すぎに瀋陽駅に到着。
降りるとかなり涼しい、というか寒い。
駅を出てから10分ほど歩き、ホテルに到着。
今回宿泊するのは、サマセットヘピン瀋陽。
手続きを済ませ、部屋に上がる。
いやいや、部屋間違ってない?と思ってしまうほどの豪華さ。
リビングには大型テレビにソファ、ダイニングテーブがあり、キッチンと用品一式も全て備え付けられている。
その他に寝室が2つあり、両方にキングサイズベッドがある。
収納もかなりのスペースが取られており、相当な量の衣類があっても困らなそう。
さらにトイレと風呂も2つずつあり、なんとドラム式洗濯機やアイロンまである。
部屋からの景色。
日本での知名度はあまり高くないが、この通り高層ビルが多く、発展した街である。
さて、このホテル、なんと1部屋1泊約6,000円。
3人で泊まったので1人あたり2,000円。
安すぎる。暮らせるじゃん。
13時40分、ホテルを出発し、タクシーで近くのコリアンタウンへ向かう。
10分ほど乗車、距離にして1キロちょっとだろうか。
料金は8元。
とにかく安いが、交通事情のせいで急発進急ブレーキは避けられないし、タバコ臭い可能性は結構高いので、車酔いしやすい人はやめたほうが無難。
14時、こちらの韓国料理店でランチ。
参鶏湯とテールスープ、キムチなどを食べ、3人で105元(約1,600円)。
参鶏湯は鶏肉がトロトロになるまで煮込んであり、とても美味しい。
テールスープも、日本の牛タンチェーンなどで出されるものより遥かに美味しい。
14時50分店を出て近くのバス停へ向かう。
昼食で温まったとは言え、気温は9℃。さすがに寒い。
15時15分、バスに乗車。
北京と違って長期滞在はしないので、現金で乗車。
料金は2元で、日本のバスのように乗車時に機械に投入する方式だった。
ところで、余談だが、今回行った5都市の中で唯一瀋陽だけポケモンGOが出来た。
他の都市では下のようにマップは表示されるものの、画面上に何も出てこない。
ただ、そんな瀋陽でもプライムビデオは視聴不可能だった。
また、今回使ったSIMではGoogleやLINEを見ることができるが、ホテルや公共施設のWi-Fiを利用した場合にはこれらのサービスも使用不可となる。
なので、旅行客にとっては中国のWi-Fiはほぼ役に立たない。
さて、15時40分、瀋陽故宮に到着。
こちらは北京の故宮と違い、かなり規模が小さかった。
閉館は16時30分だったが、余裕を持って見終わり、16時25分に離脱。
地下鉄を使って一旦ホテルに戻り、2回目の洗濯スタートさせた後に出発。
地下鉄に1時間弱乗車し、師範大学駅に到着。
瀋陽の地下鉄は北京と異なり3本しかない(計画中のものは他にもある)。
おそらく中国国内の他の都市もだが、日本と違って切符もICチップが入っており、改札に入る時はタッチ、出る時は挿入して回収、という方式。
回収された切符は再利用されるため、券売機で買ったばかりの切符がかなり汚いなんてこともあるが、環境には優しそうだ。
師範大学駅から地上に出ると目の前に瀋陽師範大学がある。
敷地はかなり広く、敷地内に博物館、寮、食堂(という名の屋台)、大規模な宅配ロッカーなどもあり、基本的に生活に困ることはなさそうだ。
この大学に通う日本人の方と合流し、4人で近くの串焼き店へ。
日本の串焼き店よりもバリエーションがある気がする。
肉はわりと小ぶり。
中国のビールは日本のものより苦味が少ないので日本のビールが苦手な人でも飲めるかもしれない。
安くてとても美味しかったが、トイレだけはやたら汚かった。
(室内なのにハエが何匹も飛んでいた・・・)
この店にいく時はトイレはあらかじめ済ませておこう。
話が盛り上がり、店を出たときにはすでに22時半となっていた。
タクシーで師範大学駅へ戻り、地下鉄に乗車。
車内でカラオケをしている人がいる。自由だな。
思っていたより終電が早く、途中までしか行けなかった。
青年大街駅で下車し、タクシーに乗車。
23時45分、ホテルに到着、この日は終了。
10月14日
前日が遅かったので、少し寝坊して9時30分に起床。
そういえば中国のトイレの多くはタンクに水が貯まるのが遅いらしく、1度流すと次がなかなか流れない。
ホテルも例外ではなかった。
まあ、トイレ2つあるから全く問題ないのだけれど。
友人がなかなか起きないので、1人で外に出てみた。
快晴だったので、薄着で外に出たが、思っていたより寒かった。
友人が「瀋陽の10月は日本の12月くらい寒い」と言っていたが本当だった。
とりあえず寒すぎるので、ホテルの下のコンビニで桃(スモモかも?)を購入して部屋に戻る。
友人の寮で調達したパック入りヨーグルトをかけて簡単に朝食。
桃は2つで10元(約150円)。
物価を考えるとかなり高いし、それほど美味しくはなかったが、ヨーグルトが美味しいので全体としては満足できる朝食だった。
ちなみに、後で知ったのだが、ホテルから2,3分も歩けば果物を売っている店があって、遥かに美味しい果物が安く売っていた。
コンビニで果物は買うべきではないという教訓を得た。
食べ終えた後、再び一人で散策。
ホテルから瀋陽駅までを広範囲に散策する。
先程書いた果物屋
瀋陽駅前には吉野家がある。
日本よりは安いが、この街の物価を考えると結構高い。
どうやら海外由来のものは基本的に高いらしい。
例えばユニクロなんかは日本よりも高い。
ホテルの近くに円形の広場があり、その下は円形の商業施設となっていた。
飲食店の他にも宝飾品店やプライズゲームがあったりする。
ここでトイレを利用したが、トイレ内でタバコを吸っている人が普通にいた。
多分トイレ内に消火設備の類がないのだろう。
つまり、トイレで火事にあったらまあまあ死ぬ可能性が高いということだ。
12時50分、友人と合流して翌日分の高速鉄道のチケットを発券。
さらにそこで、別ルートで来ていた友人とも合流、5人で地下鉄に乗り、南市場駅へ。
14時10分、潮粥記というお粥の店へ。
お粥は相当な大きさで、5人で食べても結構多い。
具材がわりと豊富に入っており、食感的にはリゾットとお粥の中間くらい。
他にも何品か注文して、5人で180元(約2,700円)くらい。
そしてここで事件発生
壮絶に腹を壊す。
よりによって日本国外の、しかもトイレ環境が悪い国で壊すとは!
公衆トイレに行かずに済んだのは不幸中の幸い。
とりあえず、体調を戻すため、自分だけ離脱してホテルへ。
意図せずして一人で海外の電車を初体験。
結局腹を壊した原因が何なのかはわからないが、この日以降、水道水が口に入らないように徹底(歯磨きさえミネラルウォーター使用)したところ回復した。
中国の水は硬水(日本は軟水)なので、日本人の体質には合わないのかもしれない。
実際、水が原因で手も荒れていたので、日本から行く際には水に気をつけると良さそう。
しばらく休んだら回復したので、18時半、ホテルを出発。
18時45分、瀋陽駅から市府広場駅まで切符を買う。2元。
券売機は硬貨か5元以上のお札しか使えないことが多い。
なので、街中で1元単位のお金を使うことがある場合にはお札を使ったほうが良い。
19時4分、市府広場駅着。
改札を出るときに間違えて切符をタッチしてしまったが(本来出るときは挿入する)、警報が鳴って出られなかった。
持ち去り対策もちゃんとされているみたい。
19時15分、胆道という日本料理店へ。
ウニのオブジェがある。
昼間のメンバーに1人加わって6人。
ウニの舟盛り、鍋、グラタンなどウニづくし。
めちゃめちゃ美味い。
誕生日の人がいたので、出前で誕生日ケーキを注文。
花火がすごい。
ケーキの上に乗っているのは黄桃、キウイ、ドラゴンフルーツ、マンゴー、巨峰、ミニトマト。
ケーキに乗っているのは珍しいが、中国ではミニトマトはフルーツに分類されるらしい。
胆道は6人で1,154元(17,500円弱)、ケーキは1ホールで50元ちょっと(800円くらい)。
特に胆道は、あのクオリティでお酒まで飲んで1人3,000円行かないのは素晴らしい。
21時30分、市府広場駅から地下鉄に乗り、21時48分、瀋陽駅に到着。
そういえば、瀋陽駅だけは沈阳站站のように「站」が2つ重ねられている。
沈阳站は高速鉄道の駅なので、このように区別されているようだ。
路上には営業が終了したバスが停まっている。
22時、ホテルに到着して、この日は終了。
Part5へつづく
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