【体験レポ】30代キャンプ未経験男による人生2度目のグランピング体験記!「ふじ・ふもとの森」に泊まってみた

数年前から定着した「グランピング」というレジャー。気になっているけれど、キャンプ未経験の自分にはさすがにハードルが高い、と思っている方も多いのではないでしょうか?

今回は、今年初めてグランピングを経験したキャンプ未経験の筆者が、前回と異なる施設に宿泊した体験をレポートしています。前回との違いも取り上げていますので、下記記事も参考にしつつご覧ください。

【体験レポ】30代キャンプ未経験男がグランピング施設「グランドーム富士忍野」に泊まってみた
キャンプ未経験の筆者による、グランピング施設「グランドーム富士忍野」の滞在記録です。未経験者の視点で、気になるポイントや施設の様子をレポートしています。初めてのグランピングに挑戦してみたい方、グランドーム富士忍野を訪問してみたい方はぜひ参考にしてください。

グランピングとは

グランピングとは、「グラマラス(豪華な)」と「キャンピング」を組み合わせた言葉。つまり、直訳すれば”魅力的なキャンプ”という意味です。

コロナ禍でのアウトドア志向や、アニメ等の影響により、ここ数年で一気にブームとなったキャンプですが、設備を揃えるお金や知識が必要です。そのため、初心者だけで始めるには難しい面もあります。一方で、グランピングはそのようなハードルがなく、初心者でも気軽に楽しめるということで人気を博しています。

「施設を選べば未経験者でも全く問題ない」ということは前回お伝えしましたが、施設が異なると、状況は変わるのでしょうか。以下に詳細レポを示しています。

ふじ・ふもとの森について

今回利用した施設は「ふじ・ふもとの森」で、概要は以下のとおりです。

施設名 ふじ・ふもとの森
住所 山梨県南都留郡富士河口湖町小立5534
(チェックイン場所)
オープン 2022年8月
アクセス 中央自動車道「河口湖IC」から車で約8分
東富士五湖道路「富士吉田IC」から車で約8分
TEL. 0555-72-8233
公式サイト https://www.glamping-fuji-trailer.com/
予約 https://reserve.489ban.net/client/
fuji-fumotonomori/0/plan

オープンから1年少々(宿泊時点)の、かなり新しい施設ですが、実態はどうなのでしょうか。気になるポイントを見ていきましょう。

外観

砂利が敷かれた敷地内に、全7棟のトレーラーハウスがあります。

今回利用したのは、スタンダートなスイートキャビンというお部屋。専用のシャワーやトイレ、ベッドなどが備え付けられたトレーラーハウスと、BBQなどができるウッドデッキ、サウナ、露天風呂などから構成されています。

今回利用したF棟の入口。内側から鍵をかけられるのでセキュリティも万全です。

棟ごとにスペースは仕切られており、チェックインも無人のチェックイン棟でタブレットとリモート通話で行うため、たまたま居合わせない限りはスタッフ含め他の人と会うことは一切ないです。究極のプライベート空間と言えるでしょう。

ウッドデッキからの眺め。左奥に見えるのがテントサウナと露天風呂です。

サウナ内部。椅子の数からして、最大4人利用でしょうか。

BBQ用スペース。焚き火もここで行います。

内観

部屋の中はどうでしょうか。チェックイン手続きを済ませると、入口横のキーボックスのダイヤルナンバーを教えてもらえるので、取り出した鍵でドアを開けて部屋に入ります。

部屋に入ると左側にソファとベッドスペースがあります。ベッドは、1階部分にダブルベッドがひとつ、ロフト部分にシングルベッドが合計4つです。

ロフト。1階と違ってカーテンはついていませんが、写真手前と奥の2区画に分かれています(はしごも別)。高さは、身長170cm程度の人が座っていれば、特に頭をぶつけることはない程度は確保されています。延長コードはないものの、枕元にコンセントがあるのもポイント。

入口正面はトイレ。ウォシュレット付きで清潔。もちろん完全屋内なので、虫もまずいません。

右側はシャワースペース。お湯に浸かりたい場合には露天風呂を利用することになります。他のお客さんやスタッフからは完全に隔離されているとはいえ、同じ棟を使っている人からは丸見えなので、男女混合の友人グループでの訪問などでは水着があると良いかもしれません。

キッチンや冷蔵庫、冷蔵庫、電子レンジも完備。もちろんお皿やグラスも揃っています。


アメニティ

バスタオルとフェイスタオル、ドライヤーはトレーラー内にあらかじめありますが、それ以外のアメニティは、チェックイン棟においてあるので、必要な数を持っていくセルフサービスです。

歯ブラシ、ヘアブラシ、剃刀、レディースセット、使い捨てスリッパのほか、バスローブやサウナポンチョも置いてあります。スマホは圏外のことが多いですが、無料のWi-Fiもあり、動画がスムーズに見られるくらいの速度があります。

逆に、前回あって今回なかった代表的なものが、化粧水や乳液、フェイスマスクなどの美容系の品々。実際のキャンプにより近いような設備ということでしょう。

 

BBQ

今回予約したプランには夕食と朝食がついています。夕食はBBQで、食料もウッドデッキに置いてあるクーラーボックスに入っているため、21時の終了さえ守ればいつでも好きな時間帯でできます。

食材をすべて並べると以下のようになります(写真は4人分、朝食用食材含む)。

目玉は、最高級黒毛和牛のサーロインステーキ。とても柔らかく、脂が乗っていておいしいです。その他、鶏肉の香草レモン焼きや海老とブロッコリーのアヒージョなどもありました。

量は結構ありますが、たくさん食べたい人や好きなものを焼きたい人は調達しておきましょう。最寄りのスーパーはマックスバリュ富士河口湖店で、公式サイトによれば車で6分ですが、実際にはもう少しかかりました。道に街灯などの灯りがほとんどなく、側溝があるなど、不安要素が多いので、可能であれば暗くなる前に調達してから訪問するのがおすすめです。

ちなみに、付近に住んでいる友人曰く「お肉はオギノがおいしい」ようです。マックスバリュとさほど距離も変わらないので、そちらに行っても良いですね。実際にオギノでセールになっていた焼肉セットを買いましたが、おいしかったです。

そして、非常に重要なのが、「お酒の用意はない」という点です。そのため、お酒を飲みたいのであれば、スーパーやコンビニでの調達が必須です。今回は、上記の「オギノ」で地ビールやワインを購入しました。

また、(見落としていなければ)油もないので、プランに含まれているアヒージョなど以外で油を使う必要がある料理をするのであれば、事前調達が必要です。調味料は、ステーキソースや塩、胡椒、醤油、わさびなどがありました。

焚き火

ふじ・ふもとの森では焚き火も認められています。

焚き火用の薪は600円で販売。100円玉しか使えず、周囲に両替機はない(自販機はある)ので、あらかじめ100円玉を用意しておきましょう。

難点は、焚き火専用のスペースや焚き火台がないという点です。スペースや、灰が飛ぶ都合上、BBQと並行させるのは厳しいので、BBQと焚き火を順番に、かつ21時までに終わらせる必要があります。

花火

事前情報だと花火は禁止だったのですが、施設の張り紙を確認したところ、駐車スペースでのであれば手持ち花火はOKとのことでした。

ただし、こちらも21時までという制限があります。つまり、(1泊で全部やりたいなら)BBQ、焚き火、花火をすべて21時までに終了させる必要があります。周辺の観光はチェックアウト後に回し、初日はできるだけ早めにチェックインしてグランピングを楽しむのがコツです。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、今年初めてグランピングを経験したキャンプ未経験の筆者が、グランピング施設「ふじ・ふもとの森」に滞在した様子をご案内しました。前回の「グランドーム富士忍野」との比較は以下のとおりです(あくまでも個人的な感想ですのでご了承ください)。

グランドーム富士忍野の良い点 ふじ・ふもとの森の良い点
設備のラグジュアリー感 圧倒的なプライベート感
困ったらスタッフに聞けばいいので初心者にも優しい 快適感は維持しつつ、キャンプに近い体験ができる
アメニティが多く、豪華 露天風呂が開放的
お酒飲み放題で持ち込みの必要なし サウナ付き
ガスで火力調節可能なBBQグリル備え付け トレーラーハウスを体験できる

4人で宿泊し、お値段は、1人あたり税込み39,000円弱でした。前回と大きく差があるわけではないので、筆者としては以下のような考えをおすすめします。

  • 手ぶらでラグジュアリーなキャンプ体験を追求するなら「グランドーム富士忍野
  • 大自然の中でのプライベートな経験に重きを置くなら「ふじ・ふもとの森」

人によって重視するポイントは違いますので、上記を参考に、皆さんもぜひ、グランピングに挑戦してみてくださいね。

施設名 ふじ・ふもとの森
住所 山梨県南都留郡富士河口湖町小立5534
TEL. 0555-72-8233
公式サイト https://www.glamping-fuji-trailer.com/

※上記の情報は執筆時のものです。ご訪問にあたっては最新の情報をご確認ください。

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