【体験レポ】30代キャンプ未経験男がグランピング施設「グランドーム富士忍野」に泊まってみた

数年前から定着した「グランピング」というレジャー。気になっているけれど、キャンプ未経験の自分にはさすがにハードルが高い、と思っている方も多いのではないでしょうか?

今回は、キャンプ完全未経験者である筆者が、実際にグランピング施設に泊まった体験をレポートしています。

グランピングとは

グランピングとは、「グラマラス(豪華な)」と「キャンピング」を組み合わせた言葉。つまり、直訳すれば”魅力的なキャンプ”という意味です。

コロナ禍でのアウトドア志向や、アニメ等の影響により、ここ数年で一気にブームとなったキャンプですが、設備を揃えるお金や知識が必要です。そのため、初心者だけで始めるには難しい面もあります。一方で、グランピングはそのようなハードルがなく、初心者でも気軽に楽しめるということで人気を博しています。

とはいえ、「さすがに完全未経験者だと厳しそう」と思われる方も多いことでしょう。結論としては「施設を選べば未経験者でも全く問題ない」です。以下に詳細レポを示しています。

グランドーム富士忍野について

今回利用した施設は「グランドーム富士忍野」で、概要は以下のとおりです。

施設名 グランドーム富士忍野
住所 山梨県南都留郡忍野村忍草2834
オープン 2022年4月29日
アクセス 【車】東富士五湖道路「富士吉田忍野スマートIC」から約4分(東京から約90分)
【電車】富士急行大月線の富士山駅からバスで約20分
【バス】富士五湖線 高速バス乗車「忍野入口」下車後、徒歩8分(バスタ新宿から約2時間)
TEL. 050-3198-5844
公式サイト https://www.glamping-oshino.com/
予約 https://reserve.489ban.net/client/
glampdome-fujioshino/0/plan

オープンから1年未満(宿泊時点)の、かなり新しい施設ですが、実態はどうなのでしょうか。気になるポイントを見ていきましょう。

外観

綺麗に整備された敷地内には、全8棟のグランピング施設があります。

小川を模した水路や魚が泳いでいる池。せせらぎの音に癒やされます。

今回利用したのは、「ラピステント」というタイプの施設。ダイニングやお風呂、トイレなどがある建屋と宿泊用のテント、それらを繋ぐウッドデッキから構成されています。

「ラピステント」以外の施設は2種類。

丸い形が特徴の「アクアドーム」

3LDKの間取りに、プライベートプールもついた「ヴィラフォレスタ」

内観

まずは建屋から。扉を開けると、左手にダイニングキッチンがあります(奥から撮影)

右手にはトイレとバスルーム。バストイレ別で、宿泊者専用です。どちらも非常に清潔で、初心者が気になる「キャンプ=汚い」という心配とは全く無縁です。

奥のバスタブは両親と小さなお子さんで入るくらいなら十分に余裕がある広さ。しかも温泉で、追い焚き機能搭載、入れ直しも自由です。敷地の構造上、景色は空くらいしか楽しめませんが、開放感は味わえます。

トイレはウォシュレットも完備。完全屋内なので、虫もまずいません。

続いてはテント。
内部だけ見ると「リゾートホテルだっけ?」と思わせるような豪華さです。エアコンもしっかり効いているので、真冬や真夏でも心配いりません。コンセントや延長コードも完備。

今回利用した「Mensis」という棟では、テント内から富士山が見えます。カメラを通すと少し小さく見えますが、実際に見てみると大迫力です。

建屋、テント共に鍵を掛けられるので、女性でも安心です。テントはカーテンを閉められ、防音もしっかりしているので、プライバシーもしっかり確保。

柵を挟んで隣は道路ですが、夜は車通りがほぼなく、他のお客さんの声も聞こえないので、静かで快適な夜を過ごせました。

アメニティ

初心者の過ごしやすさを考える上では、設備やアメニティも重要なポイント。こちらも全く問題ないです。というより、安めのホテルよりも充実しています。

歯ブラシやドライヤーなどの基本的な物品はもちろんのこと、化粧水や乳液、さらにはフェイスマスクまで完備と、至れり尽くせりです。

設備面も、フライパンや鍋などの調理器具、食器、電子レンジ、冷蔵庫、電気ポット、さらにWi-Fiまで備わっています。通信速度もバッチリで、建屋、テントどちらにいてもスムーズに動画が見られます。

ここまで来ると、「いや、自然豊かなところにあるホテルじゃん」と思われた方もいるかもしれません。
安心してください。ちゃんとキャンプらしいことも楽しめるのが、「グランドーム富士忍野」の魅力です。

BBQ

今回は、2食付きプランを予約しました。夕食はBBQです。21時終了さえ守れば、好きな時間帯でできます。

指定した時刻に、施設の方が食材を持ってきてくれました。もちろん、キャンプチェアやテーブル、ガスで火力調節可能なBBQグリルも備え付けです。

  • 鮭のハーブ焼き

  • 鶏肉のアヒージョ

  • 甲州牛のサーロイン&14日間熟成のサーロインステーキ

  • デザート

量は少ないどころか、むしろ多いくらいなので、しっかりとお腹をすかせて開始するのがおすすめです。

ちなみに、朝食は2種のカスクート、サラダ、牛乳、ヨーグルト。部屋にコーヒーや紅茶があるので、それらと一緒にいただいても良いですね。

お酒

野外でお酒を飲むのもキャンプの楽しみですよね。持ち込んでも良いですが、なんと、「グランドーム富士忍野」では、お酒も準備されています。

16時から20時までの間は、敷地中央のキャンピングカーが、ナイトバーに早変わり。部屋にあるグラスやジョッキに好きなだけ好きなお酒を注いで持ち帰れます。終了直前に多めに取っておいて、20時以降に部屋飲みをするのもおすすめです。

お酒のラインナップは、生ビール、ハイボール、ウイスキー、焼酎、日本酒、ワインなど、主要なものはひととおり揃っています。

焚き火

BBQや野外のお酒は、やろうと思えば都会でもできますが、焚き火となるとそうはいきませんよね。「焚き火こそキャンプの醍醐味!」という方もいるかもしれません。

薪や軍手、チャッカマン、焚き火台も全て用意があります。

焚き火指南書まである丁寧さ。

冒頭にお伝えしたとおり、筆者はキャンプ完全未経験者。もちろん焚き火も未経験ですが、指南書と設備のお陰で問題なく火を起こせました。

ゆらゆらと揺れる炎。色にも音にも癒やされます。

ウッドデッキ以外の屋外なら好きな場所で花火もOK(音の出るものや打ち上げ花火はNG)。花火は施設では売っていないので、訪問前に調達しておきましょう。

まとめ

いかがでしたか?

今回は、キャンプ未経験の筆者が、グランピング施設「グランドーム富士忍野」に滞在した様子をご案内しました。設備が整っている施設を選べば、完全未経験者でも難なくキャンプ気分を味わえることがおわかりいただけたかと思います。

ちなみに、今回は2人で宿泊し、お値段は1人あたり税込み約36,000円でした(やまなしグリーン・ゾーン旅割を使えば3,000円引き+2,000円クーポン付き)。事前準備なしにテント宿泊やBBQ、貸切温泉などを楽しめるということを考えれば、かなり割安なレジャーと言えるのではないでしょうか。皆さんもぜひ、グランピングに挑戦してみてくださいね。

施設名 グランドーム富士忍野
住所 山梨県南都留郡忍野村忍草2834
TEL. 050-3198-5844
公式サイト https://www.glamping-oshino.com/

※上記の情報は執筆時のものです。ご訪問にあたっては最新の情報をご確認ください。

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