はじめてのブログをワードプレスで作るための本[第2版]

タイトルのとおり、ブログ未経験者がワードプレスでブログを作るための方法が書かれている本。
著者はじぇみじぇみ子氏、監修は本ブログでも取り上げた『ブログ飯』でおなじみの染谷昌利氏。

サーバーレンタルやインストール等の他にも、ページの装飾や収益化についても触れている。
なので、未経験者だけでなく初心者にも対応。
僕自身、ブログをはじめたばかりの初心者なので、役に立つことが色々書いてあった。

なぜネットではなく本なのか

ブログをはじめようとしているくらいなので、多くの人はとりあえずネットで検索してブログの解説方法を調べると思う。
タダだし、手軽だから。

僕自身、数ヶ月前にブログを解説したときは、サーバーレンタルやワードプレスのインストールや各種設定方法や・・・をすべてネットで検索した。

もちろんそれでもブログをはじめることはできる。
現に僕はできている。

だが、めんどくさい。

なぜか。
それはネットの記事の多くは1記事あたりの文字数になんとなく暗黙のルールみたいなものがあり、1つのネット記事ではブログ開設までのオールインワンのサポートがなされないからである。

結果として、作業工程ごとに検索をかけ、サーバーレンタルはあっちの記事、インストールはこっちの記事、なんてことを繰り返さなければならない。
これでは結果的に時間がかかるし、記事の著者によって言ってることが微妙に違っていたりするので、未経験者には不向きだ。

2,000円程度の本でそれらの障壁をカットできるのであれば安い買い物だと思う。

しかも本書は2019年に出版されているので、古い本にありがちな「書いてある内容が実際と全然違うんだが???」ということもない。

記事の投稿までサポート

なんとかしてブログ開設までこぎつけた初心者が次にぶつかる壁

  • どうやって投稿するの?

その悩みにも本書は対応している。

全部で7つあるチャプターのうち、チャプター3と4では記事投稿について解説されている。

文章の書き方はもちろん、画像の挿入や動画の埋め込みなどについてもしっかり記載がある。
この2つのチャプターを読むことでそれなりの見た目の記事を書くことができるというわけだ。

すでにブログ運営をはじめた初心者向けのコツも数多く説明されている。いくつかピックアップ。

投稿ページと固定ページは使い分ける
とりあえず書いてから体裁を整える
アイキャッチ画像は記事の顔
複数枚の画像配置はギャラリー機能が便利
画像の代替テキストは単語区切りよりも文章が望ましい
画像は横幅400px以上、縦幅400px以下
写真は明るさに注意

記事の王道パターン

どうやって投稿するの?が解決した後に出会う障壁

  • どんな感じに書けばいいのか?

これに関してのアドバイスは次のとおり。

  1. 仮のタイトルと見出しを考えて内容を決める
  2. キーワードを意識して散りばめる
  3. クオリティは後回しで、とりあえず書くことを習慣づける

特に3は大切なことだと思う。
すでに収益の大半をブログ関連の仕事に依存している人はともかく、未経験の状態からブログをはじめた人に関しては、まずは書くということへの心理的抵抗を無くすことが最重要である。

それに、記事の修正は後々できるので、クオリティは後から上げていけばいい。

しかし、世の中そんな単純ではない。
「気にせず書け」と言われて「オッケー!」とスラスラ書き出せる人のほうが少ないだろう。

だが安心。どうしても書けないという人のために、王道パターンが用意されている。

食べたものを紹介したいとき

文章には次の内容を入れる

  • 商品の概要(商品名・販売期間・カロリーなど)
  • 入手方法や価格
  • 外観
  • 商品の説明と味の感想
  • また食べたいかどうか、などのまとめ

写真は次のような種類があると便利

  • 全体図
  • アップした図
  • 断面図
  • 外装や外食なら店舗や看板
  • サイドメニューや周りなどの雰囲気を伝える

買ったものを紹介したいとき

文章には次の内容を入れる

  • 購入動機
  • 商品概要
  • 使うと生活がどう便利になるのか
  • 買う前に疑問だったことをチェックして紹介
  • 買ってから気付いた便利機能など
  • メリットデメリットまとめ
  • 買ってよかったかどうか

写真は次のような種類があると便利

  • 外装
  • 全体図
  • 構造などがわかるアップ
  • 質感のわかるもの
  • 使用しているイメージ図

 

どうだろう。
自分の感想などをしっかり書けば、おそらくこれだけで十分に1記事分の文字数は稼げるのではないだろうか。
困っている人は是非実践してほしい。

せっかくなら収益化したい

本業としてやっている人は当然だが、趣味としてやっている人でもどうせ書くならお金が入ってきた方が嬉しいもの。
チャプター7で収益化についてもしっかり解説されている。

ひとえに収益化とは言っても、いくつもの方法があり、代表的なものである広告収入だけでも大きく分けて3種類がある。

  1. クリック報酬型広告
  2. 物品販売型広告
  3. 記事広告

まず、3は「企業案件」なんて言われたりするもの。
すでに相当な影響力があるブロガーが、企業から何らかの商品等の記事執筆を依頼され、それを執筆することによって直接企業から報酬を貰うというもの。
つまり、初心者にはまず関係がない。

1はブログ内に表示される広告がクリックされると報酬が発生するタイプ。
代表的なものはGoogleAdsense

GoogleAdsenseさえあればクリック報酬型広告は十分だが、審査が結構厳しいのがネック。
ある程度記事がたまってから申請するのがおすすめ。

2は俗に言う「アフィリエイト」というもの。
ブログに広告を貼り、その広告を通じて商品が売れたら報酬が発生するというもの。
審査はあるが、総じて1よりハードルが低いものが多いので初心者向け。

代表的なASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)は次のとおりなので、いくつか契約してみると良い。
結構な数のメールが届くので、登録アドレスは専用のものを作るのがおすすめ。

A8.net
ValueCommerce
LinkShare
もしもアフィリエイト
イークリック
JANet
アフィリエイトB
Amazonアソシエイト
楽天アフィリエイト

ちなみに1より審査は通りやすい傾向があるとは言っても、ブログの内容や記事数等で通らないこともしばしばある。
だから、審査に落ちたからといって気にする必要はない。
そもそも審査をパスしたとしても、初期段階では読者数が少なすぎて、まともな報酬など見込めないのだから。

まとめ

本書はブログの開設、記事投稿とコツ、収益化が1冊で網羅された本である。

この1冊さえ買えば、余計な回り道をせずにブログを軌道に乗せることができる。
未経験者、初心者にはぜひおすすめ、買って損はない本だと思う。


 

 

 

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