アクセス
十条にある日本酒BAR「にほんしゅ椿」に行ってきた。
JR埼京線の十条駅南口から徒歩で20秒程度の場所にお店はある。かなりわかりにくいが、植物が茂っている間の階段を下に降りていくと入口がある。
店内
お店に到着したのは、日曜日の18時頃。予約名を伝え、指定された席に座る。
お店は奥に細長い構造になっており、席は横並びのカウンター席のみ、全部で11席。
なお、こちらのお店、紹介制となっている。こちらに利用方法が書かれているので、行きたい方はぜひ参考にしてほしい。
メニュー
料理付きのコースや、21時以降限定のアラカルトがある。
メニューは以下のとおり。
今回は5品ペアリングコースを予約しておいた。なお、お値段は税込み4,900円。
フード・ドリンク写真
以下、フード・ドリンクを提供順にご紹介
- 酒粕のスープ
山口の天美の酒粕を使ったスープ。これで胃を温めてコンディションを整える。
- 鳳凰美田 純米吟醸 無濾過本生(トニックウォーター割)
- 風の森 露葉風 807
- ブリのなめろう
ブリとナス、バジルを使った珍しいなめろう。先の2種類の日本酒と合わせる。
なめろう自体は味、香りともにしっかりしており、そこに鳳凰美田を足すと、爽やかな味わいによって軽やかになる。一方、風の森は巨峰のような香りと甘み、旨味が加わる。前者は引き算、後者は足し算的コンセプト。
- 海風土(シーフード)
- 蒼天伝 特別純米酒
- 楽器正宗 純米吟醸 雄町 中取り
一気に3種類が提供されたが、これらは次の2品目、3品目に合わせる。
- うまき&トロパン
うまきは海風土、蒼天伝と合わせる。海風土は豊富にクエン酸を含んでおり、山椒(うまきにかかっている)や海鮮との相性が良い。蒼天伝は、旨味の深さや味わいが広がる。
トロパンはネギトロとトーストを組み合わせ、イタリアンな味付けをした料理。トロパン自体には甘さはほぼないので、そこにお酒のフレッシュな甘さを加えることを意図して楽器正宗を合わせている。
- モダン仙禽 無垢
- 庭のうぐいす 鶯印のどぶろく
- 白桃とクリームチーズの揚げ春巻き
4品目はこちら。モダン仙禽のみ、お酒を先に飲み、飲み込んだ後の余韻を感じた段階で春巻きを口に運ぶ。すると、白桃の果実感やクリームチーズの旨味が感じられる。どぶろくは温度が上がることにより甘さが立つので、春巻きのソースのような役割を果たし、味わいが膨らむ。付け合わせのディルを一緒に食べることで最終的にはぎゅっと締まった印象になる。
- 大七 純米 生酛
- Beau Michelle(ボーミッシェル)
- 白玉の豚バラ巻き
ラスト、5品目がこちら。
大七はお酒自体がもち米のようなニュアンスを持っており、旨味やコクが豚肉の旨味とマッチする。
ボーミッシェルはを合わせると、柑橘の軽やかなソースをかけたような味わいにガラッと変化。
コース自体は上記で終了だが、追加注文もOKということなので、何品かお願いすることにした。
- 仙禽 HalloWorld
- 新政 ヴィリジアン 2022
- 牡蠣オイル漬け
おすすめということで、牡蠣に対して、上記2種類のお酒をいれていただいた。なお、ペアリングの場合は30ml、追加のアラカルトは60mlがデフォルトなのだが、今回は40ml程度に調節していただいた。
- HIRAN Reborn
- 至高のバニラアイス
デザートはバニラアイス。こちらは元々貴醸酒とのセットになっている。アイスにはブラックペッパーとオリーブオイルがかかっている。お酒を直接アイスにかけるもよし。口の中で合わせるもよし。
まとめ
上記の料理、日本酒をいただき、お値段は1人あたり税込み7,200円ほど(カード使用可)
追加まで含めても7,000円少々、当初のコースだけなら5,000円未満と、圧倒的にリーズナブルにもかかわらず、料理もお酒も文句なくおいしいという、非常に満足度の高いお店だった。お店の方の対応も丁寧で、ペアリングに関する考え方を聞けるなど、料理・お酒以上の付加価値があるお店である。日本酒好きの方にはぜひおすすめしたい。
店名 | にほんしゅ椿 |
住所 | 東京都北区上十条1-11-10 サウス十条 |
営業時間 | 【月~金】18:00〜23:30 【土曜日】15:00〜23:30 【日・祝】15:00〜22:00 |
定休日 | なし |
TEL. | 03-5948-6270 |
公式Instagram | https://www.instagram.com/sake_tsubaki/ |
予約サイト | トレタ ※会員の同伴かサケラボトーキョーの紹介が必要 |
※上記の情報は執筆時のものです。ご訪問にあたっては最新の情報をご確認ください。
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