【実食レポ】世にも珍しい青いスープのラーメン！「濃厚鶏出汁拉麺 吉法師」に行ってきた

アクセス

渋谷にあるラーメン屋「濃厚鶏出汁拉麺 吉法師」に行ってきた。

渋谷駅から徒歩で5分程度、「ダイネス壱番館」というビルの1階にお店は入っている。

ビル入口の階段を上がり、奥の方に行くとお店が見えてくる。遠目にはラーメン屋に見えないおしゃれな外観。

メニュー

お店に到着したのは、平日の19時すぎ。待ちはなく、そのまま入店できた。

まずは入口左の券売機で食券を購入する。

メニューは以下のとおり。

ラーメン

ご飯もの・ドリンクなど。麺を注文せずにご飯やドリンクのみというのはNGなので注意。

今回は「鶏清湯 青」を注文することにした。

店内

食券を購入した後は、お店の方に食券を渡し、席へ。

外観もそうだったが、内装もラーメン屋らしからぬ雰囲気で、まるでおしゃれなカフェに来ているかのよう。
席は厨房に面したカウンター席が5席と、3人掛けテーブルが2卓ある。

フード写真

食券をお渡ししてから3分程度でラーメンが提供された。混んでいなかったからというのもあるだろうが、かなりスピーディー。

こちらが今回注文した、「鶏清湯 青」

まず特筆すべきは、やはりそのビジュアルだろう。せいぜいかき氷のシロップでしか見かけないような色をまさかラーメンで見る日が来ようとは。

期待と不安が入り混じった複雑な感情を抱きながら早速スープを一口。

見た目からは化学的で尖った味が想像されるだろうが、実際はすごく口当たりの良い、鶏の旨味が凝縮されたスープで、不安は払拭された。

色は、青い塩ダレ由来のもので、スープ自体は鶏ガラを使用している。
通常の鶏清湯スープは、低温で沸騰させずに素材を短時間煮込んで作ることが多い。一方、こちらのお店では、高火力で長時間炊き上げて作った鶏白湯スープに、鶏挽肉を加えて煮込むことで出汁を抽出させると共に、肉に灰汁を吸着させる掃湯（サオタン）という手法を用いている。そのため、これだけ澄んだビジュアルと旨味が両立されている。底の方に刻みニンニクが沈んでおり、パンチもなかなか。

麺は細めのストレート。特徴的な弾力があり、食感が良い。一気に啜ってむしゃむしゃと食べたいような、そんな雰囲気。

2枚のチャーシューは、どちらも鶏。柔らかく、鶏本来の味を活かすさっぱりとしたチャーシューで、スープの雰囲気を崩さないように工夫されている。

味玉。最大の特徴であるスープを濁さないためか、比較的固めに作られている印象。

良い意味で裏切られたおいしさで、スープまですべて完食。

まとめ

上記の「鶏清湯 青」を注文し、お値段は税込み1,100円（先払い、現金のみ）

「映え」のみを重視した料理が蔓延する中、このお店もそうなのではないかという一抹の不安を抱えて訪問したが、その不安を見事に吹き飛ばしてくれるおいしいラーメンだった。しっかりと味も伴った「映えラーメン」なので、気になっている方にはぜひ訪問をおすすめしたい。