たった5分でわかる『100倍クリックされる超Webライティング実践テク60』

『100倍クリックされる超Webライティング実践テク60』の表紙画像 ビジネス

2017年3月に初版が発行された本。

著者の東香名子氏は女性ニュースサイトの月間アクセス数を1万から650万まで引き上げた実績を持つウェブメディアコンサルタントで、現在はメディア出演、コンサル、講演など幅広く活躍している。

本書は、著者の経験をもとに、よりたくさんの人に読まれるWebライティングのコツについて解説したものである。

ページ数はあとがきまで含めて190ページあまり。
「見出し+解説」という構成のため、内容を理解しやすい。

本記事では、特に重要な部分を抽出して解説する。

5W1Hで書く

5W1Hとは「When:いつ」「Where:どこで」「Who:だれが」「What:何を」「Why:なぜ」「How:どのように」の頭文字を取ったもの。
これらの要素を意識して書くことによって、読者のニーズに合った記事を書くことができる。

例えば、いつ読むのかを考えた時、慌ただしい通勤時間の中で読んでもらうならスピード感のある文章を書く必要があるし、リラックスタイムに読んでほしいなら柔らかい雰囲気の文章を夜に公開する必要がある。

また、読者はお金に敏感なので、何かお金がかかることを紹介する場合には、予算についても触れると良い。
ターゲット設定している読者にとって、それが高いのか安いのか、高級感があるのかないのか、などを考えて書く。
ちなみに、一般論で言えば「高級なものを格安で」という表現や「無料」という言葉が含まれたタイトルは食いつきが強い。

読者ターゲットを設定する

まず、読者は徹底的に絞り、それに応じた内容や書き方、表現をするのが重要。
そのために、以下のような詳細な読者プロフィールを予め想定しておく。

  • 性別
  • 年代
  • 家族構成
  • 住まい
  • 職業
  • 年収
  • 趣味
  • 性格
  • 不満や悩み
  • 夢や目標
  • 知的レベル
  • 理想のライフスタイル
  • どんな情報を求めているか

ターゲット層を設定したら、その人たちと直接会ったり、SNS(Twitterがおすすめ)を見たりして情報収集を行う。
彼らの多くが持っている悩みに対する解決ストーリーを考えたり、食いつきが良さそうな言葉(例えば専業主婦なら「時短」「節約」「ラクチン家事」「献立」など)は常にストックしておく。

タイトルテンプレート

クリックされやすいタイトルとして、以下のようなものがある。

タイトル 特徴
~できる+数字+法則 メリットや問題解決ができることをアピール
~が解決する+商品名+とは? 商品やサービスの魅力をアピール
「A」と「B」の違いとは? みんなが気になっていることについて解説
~あるある+BEST+数字 日本人はあるあるネタやランキング好き
時事ニュース+数字+理由 記事に専門性を出すことができる
~してはいけない+数字+理由とは? やりがちな禁則事項で読者をドキッとさせる
誰が+何を+してみた 詳しいプロフィールでリアルな体当たり企画に
【調査】~な人は何%いると判明! 日本人は他人の動向がわかる最新調査に注目する

ワンランク上のタイトル付け

テンプレ的なタイトルの付け方に加え、以下のようなことに気をつけると、よりヒットしやすいタイトルとなる。

  • 人によって解釈が分かれない表現を用いる
  • 小学生でもわかる簡単な言葉を使う
  • 「誰でも簡単」「シンプル」などの表現で「私でもできそう」と思わせる
  • 3秒で読める(30文字)程度の長さにする
  • 読者を引きつけるキーワードは最初の9文字以内に置く
  • 無駄な要素をカット(動詞→名詞にする、略語を使うなど)して、濃度を高める
  • ひらがな、カタカナ、漢字をうまく組み合わせて読みやすくする
  • 同じ言葉の重複は極力避ける
  • 「!」はひとつまで
  • 親近感が重要なメディア以外では記号や顔文字を使わない

記事テンプレート

ベーシックかつポピュラーな型として、「サンドウィッチ法」という方法がある。
ハウツー記事に適しており、文字数は1記事あたり800~1,000文字程度が読みやすい。

サンドウィッチ法では、次の順番で記事を書く。

  1. 仮タイトル
  2. 小見出し
  3. 本文
  4. 序文
  5. 締めの文
  6. 本番タイトル

まず、仮タイトルだが、これはあくまで仮なので、書きたい内容を気楽にメモしておく程度で十分。

次に、小見出しを箇条書きで3~4つ作成する。
その際、小見出しがタイトルに対応した答えになるように気をつける。

小見出しが出来上がったところで、いよいよ本文に取り掛かる。
本文には、小見出しの解説や根拠を書いたり、おすすめする人やメリット/デメリット、お得情報などを入れておくと読者に喜ばれる。

本文の後に作成する序文では、その記事にどんなことが書いてあるのかを簡潔に紹介する。
サンドウィッチ法の序文は次の3文のみでOK

  1. ~って、・・・ですよね。(読者への共感)
  2. そんな・・・な~も、一瞬で解決できる方法があります。(解決法の存在を明示)
  3. 今回は~を・・・にする方法をご紹介します。(本文で解説していますとアピール)

続いて、締めの文を作成する。
ビシッと締めるために書く文で、メインではないので4文でOK

  1. いかがでしたか?(親近感を出す)
  2. 今回は、「タイトル」についてご紹介しました。(おさらい)
  3. これで・・・も解決することができます。(解決できることをアピール)
  4. ぜひ参考にしてみてくださいね。(親近感)

最後に、仮タイトルを本番タイトルに変更する。
サンドウィッチ法と一番相性が良いのは「~できる+数字+法則」なので、これをベースにして、「法則」を適切な言葉にアレンジすれば完成。

ライティングテクニック

初心者でも本格的な文章を書けるテクニックが8つある。

テクニック メリット
文末を「です・ます」で統一する 読者が親近感を感じる
1記事1テーマで書く テーマがはっきりする
文末は断定で書く 「思います」などの表現よりも説得力がある
「私は~」という表現を避ける 文章に客観性と説得力が生まれる
体言止めを活用する 「です・ます」のみよりもメリハリが生まれる
1文を短くする 読者が理解しやすくなる
類語辞典を活用する 言葉の重複を避けると文章に深みが生まれる
「起承転結」は必要ない Webライティングには必要ない

ネタ探しの秘訣

ネタが思い浮かばないときに使える秘訣を6つご紹介。

  • 山手線ゲームでタイトルの言い換え(例:4つの法則→4つの方法)を考える
  • 人からよく聞かれることを記事にする
  • ニュース検索を利用して自分のメディアのテーマに関係する最新情報を仕入れる
  • NGポイントを書くなら必ず解決法とセットで書く
  • 「ユーザーはズボラで節約志向」を前提にタイトルを考える
  • 検索のサジェストキーワードで需要を把握する

Webならではの技術

Web独自と言える技術もある。

  • 公開タイミングは読者の目に触れやすい時間帯にする
  • 更新頻度は高ければ高いほど良い
  • 同じ期間に同じ本数公開するなら一気にではなく小出しにする
  • 記事を公開したらTwitterなどに画像付きで投稿する
  • インフルエンサーに拡散してもらえるようにアプローチをかける
  • 序文の直下や各小見出しの下に人の顔、食べ物、風景、動物などの画像を入れる
  • 行スペースを空ける
  • タイトル>小見出し>本文の順で、3種類の文字サイズを使い分ける

使えるキーワード

最後にクリック率が上がりやすいキーワードをご紹介する。

1(一) まとめ 総ざらい ~の日 マジ
ガチ 意外 たった あえて 専門家
ぐっと 時短 知ってる人だけ得をする 知らなきゃ損 今だけ
信じられない! ありえない! 誰にも教えたくない 安すぎる うそ!?
げっ! 思わず 無意識 ~だけじゃダメ 逆効果
今さら聞けない 知っておくべき VS 連発 連投
本当 本当か ~なときがチャンス 本能 若者の~離れ
嫌われる ~運 隠れ~ イケメン 美女
業界 ~界 卒業 予算 残念
本音 脱~ 脱却 狙い目 注目
都市伝説 判明 ~したいなら (ターゲットへの呼びかけ)
(ターゲットが言いそうなセリフ) (季節感) (実績)    

まとめ

Webライティングに特化したテクニックについて、余すことなく解説された一冊だった。
普通のライティングとは異なっていたり、真逆のテクニックもあるので、文章を書きなれている人でも新たに学ぶ部分は多い。
実際の書籍では、テクニックを利用した例文なども多数掲載されているため、より具体的なイメージを持ちたい方には手にとってみることをおすすめする。

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