【実食レポ】河口湖の隠れ家カフェと絶品プリン！「TABiLiON」に行ってきた

アクセス

河口湖にあるカフェ「TABiLiON」に行ってきた。

富士急行線の河口湖駅から約2kmの場所にお店はある。徒歩で行くにはなかなか遠いので、地元以外の人は車で来ることが多い。

建物の1階部分は無料駐車場になっている。

店内

お店に到着したのは、日曜日の11時40分頃。ちょうど1組分、空きがあったのでそのままカウンター席に座る。

店内はブラウンで統一された大人の喫茶店という雰囲気。アンティーク調の家具や食器が配置されていて、隠れ家的な雰囲気もある。席は4人程度のテーブル席が3卓と、カウンターが4席。

いたるところに本が置いてあり、それを読みながらゆったりと過ごしている人も多い。

なお、我々は運良く入れたが、その後もひっきりなしにお客さんが来店し、満席で断られていた。マスターがお一人でやっていらっしゃるお店であり、予約もできないため、満席の場合は長時間待つか、諦めることになる。どうしても行きたい場合には、11時の開店前には到着しておいたほうが良いかもしれない。

メニュー

メニューは以下のとおり

今回は4人で訪問したため、ランチメニュー3種類全部と、単品でドリンクをひとつ、デザートを6種類注文することにした。

なお、メニューに記載のとおり、注文はマスターの手が空いて、声をかけてもらった際に行う。と書くと、非常に横柄なお店のような印象を持たれるかもしれないが、単純にワンオペで営業しているからで、マスターの人柄はとても良いのでご安心を。

フード・ドリンク写真

以下、フードとドリンクの一部をご紹介。

• ロイヤルミルクティー

注文から15分程度で提供。茶葉の香りと濃厚なミルク感が絶妙な一杯。非常に美味しく、料理やデザートへの期待も膨らむ。

• ミートパイ

注文から30分ほどで、フード類も順次提供。まずはミートパイ。ご覧のとおり、お肉がぎっしりと詰まっており、非常に肉肉しいパイ。そこにトマトの甘酸っぱさとみずみずしさが加わる。

• クロックムッシュ

個人的にフードメニューで一番のお気に入り。チーズの旨味とトロトロ感にハムの味と食感は最高の組み合わせ。耳はザクザクなのに内側はふわっと仕上げられたパンも素晴らしい。

• バゲットサンド

バリッと音が出るようなフランスパンに、たっぷりのハムとカルピスバターがサンドされている。時間が経つにつれてバターが溶け出し、適度な塩気が全体に広がる。

• かぼちゃのプリン

ここからデザート。最初の注文からは1時間少々。まずはかぼちゃプリン。ほんのりという感じではなく、かなりしっかりかぼちゃの風味が出たプリンで、ペーストのような食感がある。

• カスタードプリン

個人的デザートNo.1はこちら。どちらかというと固めのプリンだが、固すぎることはなく、なめらかさと弾力を併せ持っている。プリン本体の甘みとほろ苦いカラメルのバランスもちょうどよく、絶妙なバランスを保った至高の逸品。

• レモンパイ

サクサクのパイ生地の上に、驚くほどふわふわなクリームが層を作っている。レモンの酸味が結構効いており、意外にも後味さっぱり系のパイ。

• 栗とチーズのパイ

こちらはマロン感と甘みをしっかり押し出したパイ。ラムなどを使っているのだろうか、アルコールの風味も感じられる。レモンパイとはガラッと雰囲気が異なるので、好みに合わせて注文すると良い。

• コーヒーグラニテ

シャリシャリのコーヒーグラニテの上に、濃厚なミルクアイス、さらにその上にカカオニブという構成。この日は結構暑かったので、ひんやりしたグラニテが喉に心地よい。

• コーヒーゼリー

コーヒーゼリー＋バニラアイス＋クリーム＆カカオニブの組み合わせ。喫茶店らしく、コーヒーゼリーははっきりと苦味がある味で、アイスやクリームと合わせると調和が取れる。

まとめ

レジにてお会計。上記のランチメニュー3種、デザート6種と、ドリンク単品を1杯追加し、お会計は税込み9,000円弱（現金のみ）

4人でこのお値段なので、1人あたりでは2,000円少々と、注文した数を考えるとかなり安い。ただし、安いからと言って質もそこそこというわけではなく、むしろ全体的に極めてレベルが高い。特にクロックムッシュとプリンは絶品で、これを食べるためにまた訪問したいと思わせてくれる。

ワンオペゆえ、提供までの時間が長いことがあるのが、人によっては欠点となるかもしれないが、「ぼんやり喫茶室」がコンセプトであるように、たまには時間に追われることなく、おいしいドリンクや食事とともに、読書やおしゃべりに興じてはいかがだろうか。